或るロリータ

A Certain Lolita

愛翫

淋しさがつのりすぎて「孤独」をテーマにした本を作ってしまった

青春時代を通して誰にも負けない唯一のものがあるとすれば、私にとってそれはどこまでも孤独であったということだけだ。恋も、遊びも、勉学も、十代の私には手に負えないものだった。私は誰からも期待されず、また、誰かに期待することもやめた。だから私は…

古道具店で見つけた中身の読めない「マスク本」にワクワクする

三鷹の小古道具店「四歩」をご存知だろうか。駅前の大通りを少し歩いて、ふと路地裏へ折れたところで、ひっそりと店を構えている。小さな店で、目立つ看板もない。しかし、店先まで行くとその異様な雰囲気に圧倒されてしまう。「この店には何かあるぞ……!」…

いま、私の手元に夏がある

どうやってこの本の存在を知ったのか憶えていない。おそらく誰か知り合いのつながりのツイッターなんかで偶然発見したのだと思う。それよりも最初にこの表紙が目に入ったときのイラストといい、表題の短歌といい、手書きの文字といい、すべてが私の捜してい…

机を買うお金がないから自分で作った

就職して早半年が過ぎた。毎月僅かながらの給料をもらい、寝床と質素な食事くらいは確保できるようになった。しかし貧乏暮らしからは未だ脱出の兆しはなく、忘れたころに届く健康保険と国民年金の支払い通知に震え上がって目をつぶりたくなるのは相変わらず…

夏が好きすぎて写真集を作ってしまった

私は夏が好きである。何よりも夏が好きである。夏という季節に関わるすべてのものが好きである。このブログを始めた頃もちょうど夏の手前で、夏に関する記事を毎日毎日書いていたのを憶えている。だから、夏が好きだという人に出逢うと嬉しいし、その気持ち…

人生最高のボールペンに出逢った

社会人になってからはもっぱらボールペンばかり使ってきたが、これといってしっくりくるものに出逢ったことがない。 小学生の頃は鉛筆にこだわって、中学ではシャーペン、高校では文房具などどうでもよくなって次第に「書ければよい」という想いに変わってき…

オリンパスのPENちゃんがうちに来た!

ペンちゃん…麗しのペンちゃん…あの少女のように華奢な身体つき…吸い付くような手触り…美しい色艶…君を掌に載せることだけを夢に見ていた…。 というところまで書いて昨日は酔って寝ちゃったので仕切り直して、我が家に念願のカメラが届いたのだ。元々なんでも…