カメラを買って初めての夏だった。
今年の夏はまだ行ったことのない場所に行こうと決めていた。旅なんて、いつまでも出来るとは限らないから。
そして先日、青春18きっぷを買って熊本〜長崎への旅に出た。
その時に撮りためた写真が眠っていたところに、偶然、今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2015夏」というのを見つけたので、ここぞとばかりに貼り付けてみる。
カメラに飛び込んできた夏はどれも美しくて、来年になっても、再来年になっても、きっとこの風景を忘れることなんて出来ないだろうと思った。
初日。熊本県赤瀬駅のホームを抜けると、坂の下に海が見えた。嬉しくて駆け出して、坂道を下り終えると、木々のあいだからもう水色がこぼれ出していた。思わず旅行鞄を置いて、シャッターを切った。
百合の花を見つけた。私は百合の花が大好きだ。
これは、長崎県を移動しているときに、汽車の窓から慌てておさめた一枚である。どこかで空と海はつながっているんじゃないだろうか。
地元へ帰る途中に、汽車の窓から撮った一枚。吸い込まれそうなほど濃い緑に、めまいがしそうだった。
車窓より。海の傍で暮らすのは、どんな気持ちなんだろう。
夕焼けがあんまり美しかったので、気まぐれにラムネ壜を置いてみたら、景色がさらに美しく歪んで見えた。
以上。
今年も本当に素敵な夏だった。(まだ終わってないけど)