或るロリータ

A Certain Lolita

いちばん古い記憶ってなんだろう

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この記事が興味深かった。いちばん古い記憶なんて今まで考えたこともないけれど、考えてみるのも面白いと思った。そうして考えてみることにしたんだけれど、まず「記憶」と「記録」の区別をつけなくてはならない。

たまに当たり前のように「俺、子供の頃こんな失敗して親を困らせてたんだ!」とか言う人がいるけど、なんでそんな鮮明に憶えてるんだよ!って怪しくなる時がある。もちろん本当に記憶している人もいるんだろうけど、私みたいなちゃらんぽらんな人間の場合、「お前、昔はこんな子供だったんだぞ。」と親に言われたことがあるのを、いつのまにか自分の記憶だと勘違いしている場合があるから注意しなくてはならない。

ちなみに私の妹は母親のお腹にいた頃、へその穴から打ち上げ花火を見たことがあるらしい。いや、花火の鼓動が聞こえたんだったっけ。いずれにしても信じ難い。

というわけで、「私しか知り得ないようなこと」の中で、いちばん古い記憶というのが、明確ないちばん古い記憶に認定されるわけだ。そう考えるとなかなか思いつかない。

昨日の夕食の献立はもちろんわかるんだけど、すでに一週間前の夕食の献立はわからないし。じゃあ何、私のいちばん古い記憶はせいぜい一昨日の夕食なのか!?

いや、よく考えたら小学六年生のとき、どうしても運動会の徒競走で一位になりたくて、タイム計測のときにわざとゆっくり走ったの憶えてた。それより前、四年生の頃の担任が隣のクラスの女の先生に惚れてたのも憶えてる。もっと遡ると、幼稚園の年長のとき、私と友達が並んで好きな女の子の名前を一斉に桃組の窓から叫んでたの思い出した。私の好きなその娘は上り棒に跨りながらそんな私に手を振った。その一年前には別の私立の幼稚園に通っていたんだけれど、そこで制服のボタンを留められなくていつも幼馴染の女の子に留めてもらってたの思い出した。思い出したその後で、なんか死にたくなった。なんだよそれ!エロゲーのプロローグか!いちばん古い記憶とかもうどうでもよくなった!寝る!!