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或るロリータ

A Certain Lolita

今日でニートを辞めることになった

労働 私情

 ニート生活を始めて二ヶ月近くが経とうとしている。

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 自由にはちがいないけれど不安でいっぱいだった。際限のない自由はもはや自由ですらないことを知った。そんな期間だった。

どんな失敗も、どんなに無意味に思える時間も、あとで思い出にさえ変えてしまえればすべてチャラになる。それが私の考えだ。未来の自分に、すべてを賭けてみるというわけだ。いつか光が見えてくると信じて、真っ暗なトンネルをやみくもに進み続ける。

働いているあいだは、毎日、仕事を辞めたくて仕方なかった。世間でニートなんてやってる呑気な連中が羨ましくて仕方なかった。けれど、実際に職を失ってみると、お金もないし、ハロワにも通わなければならないし、心身ともにすり減っていく一方で、会社員をやってる方がよっぽど気楽だと思った。ニートは偉大である。

そんな私も、明日より晴れて社会復帰を果たすこととなった。

決して安定した仕事ではないし、苦労するであろうことは目に見えている。結果も求められる世界だ。けれど、これまで経験してきた職業の中ではもっとも自分のやりたかったことに近い仕事に携われそうで、密かに燃えているところである。

最終日くらい、ニート生活を楽しんで、パーっと祝い酒でも飲んで締めくくりたいところだけど、貧乏生活は当分続きそうだし、大好きなお酒を買えるのはまだまだ先になりそうだ。

現在午前一時半。もう、ニート最終日は二十四時間を切っている。まだやり残したことは沢山ある。とりあえずこうしてブログで記録兼報告を済ませることはできたから、あとは仕事に備えて読んでおこうと買った本に一通り目を通すことと、書きかけの小説をキリの良いところまで書き進めることと、鞄やらスーツやらを支度しておくことと、それからそれから、考えて行くとあまりに不完全な自分にまた不安が募ってくる。こんなので働いてゆけるのだろうか。だけど、きっとどうにかなる。判らない時は、もう何も考えずに、とりあえずやってみるのだ。それで、これまでどうにかなってきたのだから。

何はともあれ、あと一日。終わるのが判ると、少し恋しい。人間とは、不思議なものだ。大して話したことのないようなクラスメイトでも、「明日で転校する」なんて言われると、どこか淋しくなってしまうものだし。